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事故に遭遇し自己が少し見えた 

 先週の14日、事故に遭った。私の過失で他人に迷惑をかけた事故ではない。まあ、死ななくて儲けものだったというのが今の感想だ。事故に遭った瞬間から15分~30分は気絶して意識が無かったが、救急車のサイレンで意識が戻った。銀座の病院に救急搬送され、傷口の手当てを受けた後、タクシーにて帰宅した。神様は未だ叶わない私の社会的使命を果たさせようと、敢えて私の延命をお考えになったのかもしれない。命をまた頂いた。そのような状況であったので、最近はブログの更新を怠っていた。

 入院でもすれば保険から金が出るところであるが、自営業者は入院も儘ならない。翌日は人並みに痛みがあったので仕事を休み、翌々日からは痛々しい絆創膏だらけの顔で仕事をした。病気ではないところがせめてもの救いである。少し大きめな怪我を負って痛みがあるといったところか。事故の日から日を追うごとに痛みも少なくなり、順調に回復に向かっている。本当に幸運であったと今更ながら思う。そのような事故に遭遇し数日たったある日、私が会社勤めをしていた8年前に3週間入院した時、隣のベッドにいた人のことを急に思い出した。

 私が手術をしたその日に入院し隣のベッドに入った人は、55歳~60歳位の人であった。3年位前にも手術をし3ヶ月位入院していたことを隣で聞いてしまった。病名は分からないが再発したので再手術をしなければならないとの事。自営業であろうその人に、奥さんや息子が入れ替わり立ち代りで来ては業者への支払いの指示を出している。この会社から手形を集金して、何処其処で割り引いて、それを数社に支払う等、こまごまと一日中指示を出しているのだ。切羽詰って見栄など張ってられないのであろう。病室中聞こえる大きい声であった。

 明日、手術が終わっても3日間位は寝たきりで意識が無く指示が出せなくなるとのことで、特に息子に対しては何度も復唱させ、時には強い口調になったりもしていた。「経営者はなんて過酷なんだ」と、その時強く思った。安心して手術・入院することも儘ならない現実を垣間見た。死に至る病気であろうがどんな事情があろうが、流れる金を堰き止めて猶予を媚びることも出来ない。取引先間の支払い等の約束やそれを履行する事によって得られる信用は、大小の歯車が音を立てて噛み合うが如くでなければならない。どんな小さな歯車であっても止まったらすべての歯車の動きが止まってしまうのである。

 それらを隣のベッドで聞いていた私は、この人は地獄を今彷徨っているのかもしれないと思った。自分がその時勤めていた会社と、隣の人の小さい会社を稚拙な比較をし、金の支払いの心配も無く存分に入院できる会社に勤めている自分は天国にいるのであろうと、驕り高ぶり無礼にも考えてしまった。だが、今の私の考え方は少し違う。入院していようが支払える金の指示を出せる事は、決して地獄ではない。金も無く指示も出せない状態が、経営者にとっては本当の地獄であるのではないか。と、考える。

 ま、それに比べたら今回の私の怪我は大したことではない。すり傷だ。
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南房総 ポタリング 木更津~館山 

 2月11日(日)建国記念の日は、かねてより予定していた南房総へポタリングの旅に出かけた。前日に行く予定であったが、金曜日の夜から雨が降ったので翌日の土曜日の早朝から出かける事は諦め日曜日に変更した。5時起きし東京テレポートセンター駅から安房鴨川駅まで輪行(自転車を折り畳んでバックに入れて電車に乗る)し、外房の千倉~野島崎灯台~洲崎灯台を回って、北風が無ければ館山から内房の金谷~竹岡~上総湊駅で輪行し帰路へ付こうと考えていた。私はこのようにルートのシュミレーションをする時が最も好きだ。土地の起伏や季節の風向きを考え、なるべく辛くないルートを選ぶ。戦略を自分で練って細部に亘る戦術まで担当し実行する。まるで自分の仕事のようではないか。

 南房総を、イタリア半島のようにスリムではないが太った人の足に喩えた場合、ふくらはぎ部分=安房鴨川、アキレス腱部分=千倉、足裏かかと部分=野島崎、つま先部分=洲崎、足の甲の上=館山、弁慶の泣き所=勝山・金谷・竹岡で、膝のお皿の下が上総湊である。生活地図サイトMapFan Webで前日の夜、ワインを飲みながら距離をルート検索で出したところ約100kmであった。北風が強い場合は、館山の「里見の湯」にでも浸かり走行距離65kmで良しとする事にした。計画は万全である。期待で心躍るぜと思い時計を見ると時既に午前2時半を回っていた。ワインも一本空いていた。

 こりゃあ5時の起床は無理だとヘラヘラ笑いながら寝入ったら8時に起きた。パソコンへ向かいルート戦略を「寝坊モード」へと練り直した。行きの輪行は約2時間、走行距離は60kmで日が暮れてしまう。内房線で木更津駅まで行き、竹岡で竹岡式ラーメン「梅の屋」へ行き昼食を取り、内房を下り館山駅まででちょうど60kmだ。台場の吉野家で「特朝定食」\490-を食べ、10時15分に東京テレポート駅で電車に乗った。新木場で乗り換え蘇我駅で又乗り換え木更津駅到着は12時15分であった。

 輪行袋から愛車を取り出し約1分で組み立て、富津を南北にぶった切る127号へ向かった。約25kmで竹岡だ。道の中央分離帯の菜の花は満開だ。連休なので下りの車は大渋滞である。平坦な道であれば1時間強で到着する。ところが走り出して17km地点で思ったよりキツイ上り坂になってしまった。片側一車線になり更に渋滞は激しくなった。上り坂であっても自転車の方が数倍早い。観光バスも所々で止まっておりトイレ休憩まで待てない女性達が右往左往している。下り坂もあったが何回かゆるくて長い上り坂もあり「梅の屋」へは2時ジャストに到着した。この時間でも30人は並んでいる。約1時間待ちであろう。噂はかねがね聞いており、千葉県人であった私としては一度は食べてみたいラーメンであり並ぶことに躊躇はなかった。

 地元では名高い竹岡式ラーメンの本家本元はここ「梅乃屋」である。竹岡は漁港の町で、漁師が好んで食べたラーメンであるとの事。チャーシューの煮汁に乾麺を茹でたゆで汁を入れるシンプルなものであるが、かなり人気がある。当然、麺は乾麺である。ラーメン500円、大ラーメン550円、チャーシュー麺600円であるが、店の入り口に「チャーシューを煮るのが間に合わないので大ラーメン(ラーメン大盛り)にして下さい」と貼り紙があった。トッピングは「薬味」と称するタマネギのみじん切りで40円也。

 待ち疲れ50分後遂に店に入れた私は、生ビール600円と大ラーメン薬味付き、合計1,190円を注文した。店員はすべて女性である。座った途端、生ビールとナッツをすかさず出してくれ、さらに「にいさん、これ食べな」と、屈託の無い笑顔で「菜の花のおひたし」をツマミにとオマケでくれたではないか。優しいおばさんだ。そしてビールが飲み終わる頃ちょうどに、大ラーメンがアルマイトの古いお盆に乗っかって出てきた。お盆はスープがこぼれてびしょびしょである。テーブルにこぼれたスープを布巾で拭き取ってくれた。漁師町にいる女性達だけあり多少の荒さは感じるが、それ以上に垣間見れる優しさや笑顔で荒さは隠れてしまう。てんこ盛りのタマネギの下にはチャーシュー麺でないのにチャーシューが8枚入っていた。大盛りなので麺をさらっと平らげることもならず、濃いスープに麺が染まって来てしまった。もとから茹で過ぎの観がある麺を今更慌てて食ってもしょうがないと考えいつもよりゆっくり食べた。そしてスープは少し残したが後は完食した。体を使ってない人にはスープが濃い。海水浴の昼食として食べるなら丁度いい味か。当日の私は旨さのツボを推測する力を持ち合わせなかった。「太いインスタントラーメンを、濃いチャーシューの煮汁で煮込みました」が食後感である。店には2階もある。「昔懐かし雰囲気を存分に堪能出来る漁港のラーメン屋さん」という形容が、この店を引き立てている最も重要な要素であるかもしれない。

 竹岡を後にして館山へ向かった。時間は3時ちょうどだ。金谷の手前、竹岡から4km位の右手海沿いに昨年末に出来たという日帰りスパを発見した。岩壁沿いに立地しているので、夕焼け時の太平洋や富士山、大島等が一望できる風呂なのであろう。今度、時間があるときに行ってみたい。そしてすぐに金谷港に停泊しているフェリーが見えてきた。正面は鋸山だ。そして、保田~勝山~岩井海岸を過ぎ岩井海水浴場すぐ南の高崎港に着いたときは既に5時になっていた。海を良く見ると夕焼け空と水平線の上にくっきりと大島のシルエットが見えるではないか。その大島の山頂に今まさに日が沈もうとしている。そして少し右手を見れば富士山のシルエットである。約10分間の夕暮れショウをデジカメに撮りながら堪能した。

 その後、すこし走ると海沿いに「弁天鉱泉」があった。これもなかなか良さそうだ。いつか行ってやろうと思い館山を目指した。道の起伏もトンネルも多い。トンネルは歩行者や自転車用の側道も無い。まして車道は片側一車線でとても狭い。その上すでに日は落ちている。とても危ない道を選んでしまったと後悔した。個人や更に団体のポタリングには合わないコースだ。途中、9kmで館山という表示があった。車通りが少なく、外灯も少ない国道を急いだ。6時20分に館山駅に到着した。6時44分発千葉行きの電車がありそれに乗る事にした。内房線で蘇我駅までは約2時間、京葉線で新木場までは約35分だ。9時45分に東京テレポート駅に到着した。家内からメールがあり風邪をひいて夕食を食べていないとのことであったのでマックを買って帰った。

 寝坊した為、ポタリングに向いていないルートを選んでしまい不完全燃焼な私である。麺はどうにか制覇したが、風呂は制覇することなく見るだけに終わった。これじゃあいけないと反省し、家内に夕食のマックを渡すや否や今度はマイカーに乗って銭湯を目指した。車は漕がなくていいのでラクチンだ。体が疲れている時は熱い湯に限る。そう思い江東区森下駅近くの「ときわ湯」を目指した。ここは浴槽が低温・中温・高温と分かれており徐々に体を慣らしていく事が出来る。低温の浴槽にゆったりと浸かり、最後は高温でピリピリと体を刺激し疲れを絞り出すのである。いつもであるならば、一分と入ってられない高温の湯であるのだが、時間も11時近くであったのでぬるかった。そんなことならここから近い墨田区の「大正湯」へ行けばよかったと後悔した。ここは30秒と入ってられない位熱い湯だ。帰りには99ショップへ立ち寄り、おでん・おいなりさん・とうふ・冷凍おくら・りんご2個を買って遅い夕飯を食べた。疲れながらも、明日は自転車で何処へ行こうかと真剣に考える私なのであった。本日の走行距離はたった58kmであったが起伏が激しかったのでもっと走った気がする。後日、写真もアップする予定である。

上野 国立科学博物館「ミイラと古代エジプト展」~浅草巡り 

 2月10日(土)は、上野の国立科学博物館で開催されている「ミイラと古代エジプト展」に行った。約3,000年前のミイラのプロフィールや時代背景を、CTスキャン等の最先端テクノロジーと考古学研究の融合により解き明かすといった対象をかなり絞り込んだ企画展だ。ミイラ棺に書かれたヒエログリフの解読によれば、そのミイラは王に直々に仕える神官であり、名前はネスペルエンネブウ、死亡推定年齢40歳代前半である。当日入場料は、大人1,500円、子供600円。2月18日で終了する。金曜は8時まで開催されており、ペア得ナイト券であると2人で2,500円とのことである。後一週間しかないが・・・。

 特に3Dシアターはお勧めである。ネスペルエンネブウのミイラをCTスキャンで切り刻み、身長や体重、頭蓋骨中の骨の傷まで解明していく。俳優の高橋克典氏のナレーションも秀逸で、最新技術の3D映像に更に歴史の深さと重さを添え、聞き易いものであった。展示物は、ネスペルエンネブウの棺を中心とし大英博物館にある僅かな物であったが、たった一人の神官であったミイラを徹底的に追及する一本の太い筋があることによって、来場者全員が当時に思いを馳せる事が出来る、近年稀な優れた企画展である。それ以外、国立科学博物館内は常設展ですべて無料だ。地下2階から地上3階まで、半日親子や恋人同士で楽しめる。ミイラ展よりも以前から興味があった常設展の「ものづくり展」も見た。

 館を出たのは夕方の5時位だ。丁度、小腹が減ってきたので、浅草、地下鉄銀座線「田原町駅」の階段を上ってすぐの「花屋」の焼きそばを食べたくなったので即向かった。ここの焼きそばは、肉の欠片も入っておらず、もやしとキャベツだけ、そして青海苔を振りかけただけのシンプルな焼きそばで、スーパーで売っている蒸し焼きそばとは違い、硬めで断面が四角ばっており少し甘みを感じる下町のそれである。一年に2~3回、無性に食べたくなる。普通モリで300円、大盛りで400円である。食べたくなった時は、青山・赤坂・銀座からの営業の帰りに営団銀座線でそのまま「田原町駅」に向かい食いに行ってしまう程、病み付きになる焼きそばだ。店に入った途端、「今日は終わりです」と店主に言われた。とても残念であった。炭水化物と炭水化物の組み合わせが大丈夫な人はおいなりさんやおにぎりもあるので、セットで食えば腹一杯になる。住所は台東区西浅草1-1-18。定休日は日曜日である。

 終わりじゃしょうがない。小腹を満たす事は止めて、本格的な夕飯?に変更せざるを得ないと考えた。雷門南にある、雷門仲商店街沿いに手延べ麺の「馬賊」があることを思い出した。小麦粉の塊をバシバシと叩きながら手で伸ばすラーメンである。手延べ麺つくりの技術として本来、麺の太さは均等であることがその技術の粋であろうと思われる。しかし、この「馬賊」の麺は注文が入ってから急いで手延べ・手打ちを始めることもあるのだろう、太さが均等ではない。私としては、それが好きなのである。普通のラーメンを注文すると、太い麺と細い麺が絡み合っている。当然、細い麺は柔らかい。太い麺はコシがあって硬い。このバランスと食感がある日とても気に入った。喩えて言えば、ワンタン麺を食べた際にワンタンの柔らかい皮とコシの強い麺を同時に食べるような食感とでも言おうか。

 この食感を覚え病み付きになり以前はかなりこの店に通ったものだ。ここ浅草は本店で夜は8時前に終わってしまう。そうなると、西日暮里店へ行くしかない。ここは深夜まで営業している。更に麺の太さの違うものが混在する事によって生きる一皿としては、「五目かた焼きそば」がある。あんかけに麺が浸ることによって、揚げた細麺は柔らかめになり、太麺はパリパリしている。なんとも堪らない食感になる。当日は、ビンビール650円、餃子450円、五目かた焼きそば1,500円を注文した。締めて2,600円。家内と2人なので、これで足りなければラーメンを注文しシェアしようと考えていたが、かた焼きそばの量は多く2人にとって十分であった。

 ここ本店は営業時間が短い事もあり、かた焼きそばが売り切れることもある。今日は6時という早い時間であったのでどうにか間に合った。餃子やビールのお通しのもやしをダラダラと食べていた事もあってか、揚げ麺のバリバリ感が全体的に失われてしまった。あんかけと揚げ麺を別々にするように頼めば良かったと少し後悔した。後から入ってきた初めてであろう一人の客が、麺は太めにしてほしい旨を麺打ち職人に伝えた。すると、職人さんが「割り箸くらいの太さですか?」と聞き返した。それって羨ましかった。今度、店がすいている時に私もリクエストしてみよう。麺を打っている店は当然、餃子の皮も手作りである。餃子も大きく少し厚手の皮がからりと焼けていて旨い。「馬賊」は本店・共に年中無休だ。住所は台東区雷門2-7-6。 

 バシバシと麺打ちを実演しているラーメン屋で有名であった店は他に新橋の「餓王」があったが、店主が引退するに伴い新橋の店を先日引き払った。子供たちが個々に独立するとの事。電話して移転先の電話番号を調べ電話してみると、一軒だけは来月位に葛飾区四つ木に出店するとの事。新橋は家からも比較的近く、営業時にも立ち寄り易かった。ここの揚げネギラーメンは逸品であった。聞いたことは無いが「馬賊」の流れを完全に踏襲している店であると思っていたのに・・・。

 その後、腹ごなしに浅草をブラブラと散歩した。東西に向かうアーケード内で帽子の老舗銀座「TORAYA」を発見しソフト帽を何点か試した。銀座は敷居が高く入り辛いが、ここは浅草という下町だけあって入り易い。値段も安いものを中心に展示してあり、銀座には無いが浅草だけにある帽子も置いているとのことであった。デカ頭の私でも余裕で被れるサイズがある。若者が集う渋谷や表参道の帽子屋は、サイズも小さくものしかなく被る勇気が出ない。若く頭の小さい店員がカッコよく小さなキャップを被っている前で、自分がお気に入りの帽子を被れない時、時代と頭の大きさの差を嫌というほど感じ自己嫌悪に陥るのである。私みたいなE T 頭はゴー・ホームしたくなるのだ。頭のデカイ人や宇宙から出張に来ているエイリアンは、是非浅草「TORAYA」へ行くべし。

 工事中の浅草寺を通り抜け、木馬座の前を過ぎて浅草六区方面へ歩いた。JRAの裏、国際通りに平行した伝法院沿いには「牛筋煮込み」や「もつ焼き」の店が沢山並んでいる。競馬のある土日は昼から大盛況である「居酒屋街」と化す。その通りの北の入り口には、路面で「牛筋煮込み」を鍋で煮込んでいる店がある。これがいつ見ても旨そうなのである。今がチャンスだと考えた私は家内を誘ってみた。どうも彼女のテイストには合わない店らしい。断られた。近い将来、いつかは酒カックらって牛筋煮込みを食ってやろうと考えている。

 この通りではないが、木馬座裏のもつ焼き「正ちゃん」は有名だ。外人のバックパッカー用安宿もこの辺に点在しており彼らの間でも有名との事。更に有名な店では、浅草寺裏、吉原に近い千束にもつ焼き「喜美松」がある。ここも行った事はない。私が以前、地方の客や外人を接待した店は先輩に教えてもらった浅草寺裏にある釜飯「むつみ」である。ここの料金は普通の居酒屋並みで、メニューはヒジキ・肉じゃが・煮込み・煮しめ・さしみから天ぷら等日本料理オンパレードだ。〆には釜飯が食える地元では超有名店である。地元の浅草の人が接待に使う店なので昼休みはない。3時でも4時でも開いているのである。年配の方が特に喜ばれる手間がかかった家庭料理風の店である。

 と、上野・浅草巡りで終わった一日であった。翌日は、一人自転車で南房総の旅へ出るのでそうそうに帰路へ着いた。万歩計は約12,000歩をカウントしていた。よく歩いた。

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せこいマイブーム「A定食」 

 最近のマイブームは、自転車に乗って蕎麦屋の名店を訪ね、その後、銭湯に寄りひとっぷろ浴びる事だ。時節柄、肩凝りが激しくなるので、例年マッサージに通ったりしたのだが、その時凌ぎで翌日はまた元の木阿弥だ。受身で一時間6,000円かけても翌日よくならないのであるならば、能動的に運動して肩凝りを直すしかないと思い至り、自転車での移動を基本としそれに様々なバリエーションを付け、自分自身でモチベーションを高めさせようとした結果、このA定食は出来上がった。

 このA定食の3点セットの中に、オプションで温水プールが入ることもしばしばある。蕎麦名店のざる・せいろは高くても千円以内、銭湯は430円、プールは300~350円で予算合計2千円以内の安上がりな趣味と化している。また、MP3も小さいものを2台持って行き、自転車で走りながら買ったCDを一枚丸ごとゆっくり聞くこともできる。一台は音楽用、もう一台は英語のリスニング用である。両方共に約6時間は持続して聞けるので、耳寂しくなる事はない。ラジオもソニーのカード式を持っている。

 先の土曜日は、門仲の蕎麦屋「たぐり庵」で蕎麦を食って、江東区清澄白河の五つ星銭湯(自分で星付けた)「辰己湯」へ行った。翌日曜日は、江戸川サイクリングロードで千葉の北西にある関宿まで行こうとしたが、北風が強くチャリを漕いでも漕いでも全く進まない。その上、急激に川沿いグラウンドの砂も舞い上がり、砂嵐の中を走行することになってしまった。元来、堪え性の無い私は関宿を諦め、柴又帝釈天公営駐車場を少し入ったところにある蕎麦屋「日曜庵」へルート変更をした。

 この「日曜庵」は、一日限定の田舎せいろが有名であると本で読んでいた。時間は夕方の5時、私の前に客はカップルの2人だけ、注文すると既に売り切れということであったので、「おろしせいろ」¥1,250-を注文した。せいろの周りには、辛い大根おろし・甘い大根おろし・薄いシート状の青海苔・鰹節の小皿4皿に囲まれている。甘辛の皿の位置の説明を上品そうな奥さんから受け、食べようとしたがワサビは無かった。

 みずみずしく太さは約2mm角位であろう香り立つ蕎麦に、それぞれのおろしを入れ食した。蕎麦の食い方の王道である「すする」食べ方は、回りにアングロサクソンがいない場合に限って、どうしても必要である。ズルズルとすする事によって、蕎麦・つゆ・おろし・青海苔の香りが鼻に抜け、その後、蕎麦本来の舌で捉えた旨さとが融合し、蕎麦全体の旨さを感じる事が出来る。つゆは甘みがなく濃いつゆである。久々に旨いと思えた蕎麦だ。途中、蕎麦湯が出てきたのだが、ポタージュのように濃いものでドロドロしている。つゆを蕎麦湯で割って飲んだらこれまた今までに味わった事がない程旨い、オマケでない一品になった。まだ、蕎麦慣れしていない私は、つゆをどうしても多く付けてしまう。もっと、つゆの残り加減を考え蕎麦を食えばよかったと後悔した。

 私がつい最近、蕎麦について悟った事は、蕎麦は食べ物ではなく「嗜好品」と考えた方がいいという事である。栄養摂取や満腹感を目的とせず、香味や刺激を得るためのものであると考える方がいい。有名蕎麦屋や観光地にある蕎麦屋のざる・せいろは100gも無いことがしばしばある。千円以上も払ったのに量の少なさに驚かされた人も多いのではないか。蕎麦を「嗜好品」であると思っていれば、香りを楽しむ為に、つゆを付けずに食べたり、水で食べたりと、もっと丁寧に様々な食べ方を考えるであろう。

 その後、夕暮れ迫る柴又帝釈天と駅前商店街を自転車で流し、レトロな雰囲気に浸った。そして、少し北上し水戸街道に出て途中から押上方面に向かい、墨田区業平の五つ星銭湯「大黒湯」へ到着した。ここは、先週たまたま乗ったタクシーの運転手さんからの情報で得た銭湯だ。他のブログで見るとサウナが広い事で有名であり、運転手さんが言っていたようにマメに掃除もする清潔な銭湯であった。サウナ代と合わせ640円だ。

 そして銭湯を後にし帰路へ付いた。当日の走行距離は34km。北風に向かい体力を消耗したので、60km位走ったような全身のだるさがある。その程よく心地良い疲れを銭湯は溶かすように取ってくれる。宅風呂では味わえない、都内にいながら温泉地へ来ている様な錯覚に陥る、究極の贅沢な時間になる。

お風呂で「任天堂DS」 

 任天堂DS用ソフト『常識人』を買った事は以前書いた。思いついたときに少しやるくらいなので、常識人になるにはかなり長い道のりになるであろう。今朝、出かける前に朝風呂に入ろうとし、朝の排出のお勤めと同時に朝刊を読みながら、熱いお湯が浴槽にたまるのを待った。湯温は45度の設定なので、半身浴で10分入るのが精一杯だ。

 この10分をどのように使うか。外出する予定のない休日や、滅多にいない平日の夜であるならば、ぬるめの湯で一時間くらい風呂に浸かれるので、大抵は読書の時間に充てている。10分は読書には短すぎる。銭湯ならば、歴代天皇125代をゆっくり頭の中で唱えれば約1分、10回唱えて10分である。最近、頻繁に銭湯に行くので、自宅で復唱するのはもう飽きた。

 ならば一丁、DSを風呂でやってやろうと思いついた。専用の防水ケースも販売されているようだが買ってない。たまたま、台所にジップロックがあることを思い出し、それに入れて風呂へ入った。完全密閉すると蒸気も入る事無く、ビニールの上からの専用ペンの滑りも完璧で反応もいい。熱い湯なので、常識より不得意な『漢字検定』のゲームまでやろうとは考えないが、『常識人』一日のノルマをこなすには丁度いい時間であった。

 常識人への階段を、一歩一歩踏みしめて上る健気(けなげ)な私だ。ペンは、本体付属品では細く小さいので別売専用の長めのモノをすでに買っている。DSと、真面目に謙虚に向かい合う私でもある。

楽曲タイトル:「制作確認 ドレミ節」 

制作スケジュール確認の際、広告会社や制作会社でよく聞く電話での会話を「ドレミの歌」の替え歌にしてみた。
忙しい皆さん!!演奏記号に従い素直に歌ってみましょう!!

楽曲タイトル:「制作確認 ドレミ節」

♪ドは、「どうなってるの?」のド  (pp=ピアニッシモで、とても弱く)
♪レは、「アレレ」のレ  (p=ピアノで、弱く・優しく)
♪ミは、「ミス多いんじゃないの?」のミ  (mp=メゾピアノで、やや弱く)
♪ファは、「まだファ(分)かんないの?」のファ  (mf=メゾフォルテ、やや強く)
♪ソは、「ソコまで言うの?」のソ  (f=フォルテ、強く)
♪ラは、「ライ月の支払い止めるぞ!」のラ  (ff=フォルティッシモ、とても強く)
♪シは、「死ね!コノ野郎~」のシ  (fff=フォルテ・フォルティッシモ、更に強く)
さあ!怒りましょう!!
怒ミミ、ミソソ、レファファ、ラシシ、怒ミミ、ミソソ、レファファ、ラシシ
ソ~怒~ラ~ファ~シ~怒~レ~、ソ~怒~ラ~シ~怒~レ~怒~(フェイド・アウト)
ハァ~(と、最後に小さい溜息を入れる=諦めの極致に達したことを表現する)

何度、現場に電話で強く言ったところで、完全に現場に主導権を握られている状況は変わりそうに無い。自分の身を削るか、会社の利益を減らして現場に予算を振り分ける方法を取らねば、納期を遵守することさえ適わないであろう。
最終的には、当初より納期・予算共に無理があった仕事を、業者さんに無理やり押し付けた自分を反省することとなる。毎回これか、と懲りない自分自身に一番腹が立つのである。

「さあ!そんな時は歌おうじゃないか!ドレミ節を!!」
「殺されるわけじゃないんだ!」

細菌の私 

 最近の私は、細菌だ。流通に寄生して養分を吸い取ろうとしている。大人なのに大人気無いので大人気とはいかない。孫さんの孫の孫さん。このように忙しいのである。久しぶりの更新だ。先週は、土、日、月と三日間連続で銭湯に行った。土曜日は、門仲の「たぐり庵」でせいろ蕎麦を食べ、その近所の「松の湯」へ。日曜日は、人形町の「世界湯」へ行って、母が緊急入院した順天堂病院浦安へ。月曜日は、浜町「木村湯」へ行って門仲へ飲みに行った。

 月曜日は午前11時にトリトンスクエアにある客にアポがあり車で向かったのだが、一般駐車場の入り口が分からなかった。その間、ニッポン放送のテレフォン人生相談を聞いていた。かつてはライオン一社の提供であったが、現在では複数社が提供している。番組冒頭には、「人生にはさまざまなよろこびがあり、同時に苦しみや悩みがあります。人に言えない、誰にも相談できない悩みや苦しみ、そんな時、いくらかでもお役に立てれば、というのがこの番組です。パーソナリティーは○○○○さんです」とのナレーションで始まり、聴取率は2.5%というラジオではお化け番組であるとのこと。

 相談する30歳代後半であろう女性は、あたかも自分を中心に世界が回っているような口調で堂々と相談し、それに受け答えをするパーソナリティーである女性の先生(今井通子:医学博士、作家、登山家)はイントロから「あんた!!いい加減にしなさいよ、聞いてればいい気になりやがって!」風の口調で怒り飛ばしていたのが印象的で、ついつい、聞き惚れて、またまた駐車場の入り口を見逃し、トリトンを2周してしまった。

 最後に相談者は「あなたのすべてがエゴじゃない」と先生に断言され、さっきまでの強気が一転してシクシク泣いてしまうところでビルに入り電波が切れてしまった。かつての「朝なま」で、大島渚が怒り飛ばすところで視聴率が上がったように、この女性の先生が怒り飛ばしたところでも、さぞかし聴取率が上がっているのであろうと考えた。これも計算か?それともヤラセか?「フィクションの無いドキュメンタリーは無い」と某プロデューサーの名言をまた思い出したのであった。

 実のところ相談者が羨ましかった。私も今井先生に強気で相談して、最後にはシクシクと一度は泣いてみたいと心から思った。「女の涙 犬の小便」ならぬ、「男の涙は犬の糞」か。「訳わかんない~」と、すねながら一人で猫のように甘えてみる今日この頃の自分だ。「泣きて~」と思い正月特番の「はじめてのお使い」のビデオを見たのだが今回は泣けなかった。残念!!
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