スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

エレベーターの所定位置 

 所用があり友人の事務所を訪ねた。ビル最上階の9階にある。このような規模のビルは大概、大家さんが、最上階のフロアーを占有しているケースが多い。が、大家は住んでいない。エレベーターに乗り9階のボタンを押した時、その操作盤の上になにやらビル管理者(たぶん大家だ)のメッセージが書いてある。「エレベーターに乗ったら、次の人の為に、一階にエレベーターを戻しておきましょう!」と。この大家のメッセージは、果たして正しいのか否か?と、そのビルを去って約一時間後、私の足りない脳みそ内で静かなパルスが走った。

 ビル管理会社であるなら、このようなことを書くことはない。乗ったら常に一階にエレベーターを戻す行為は、電気代がかかり、金もかかる。一階に人がすぐ来るとは限らない。私が9階で降り、一階に空で戻した途端、8階の人が一階に降りるためエレベーターを呼べば、空(カラ)状態でエレベーターはほぼ往復することになる。8階で呼んだ人は、9階にあったエレベーターを呼ぶより時間がかかり、エレベーターは電気代がかかるので、人も大家も損をする。そのようにダブルで損をすると分かっていれば、このようなメッセージは書かないのではないか。

 大家さんはきっとお金持ちで、電気代等は考えず、エレベーターとは常に一階に戻すといったポリシーを持っているのかもしれない。電気代を考えず、人が最も平均的に使い勝手がいい状態を考えるならば、一階よりビルの真ん中の階にエレベーターが止まっている状態がいいのかもしれないと考えたりもする。いや、やっぱり乗りっぱなしにしておく方がいいのかもしれない。ワカンネェ~。私は夜帰宅する時、自分の階でエレベーターを降りる前に、次に帰宅する人の為に一階に戻す。働き疲れた人が帰ってくる夜、それもマンションなら分かるのだが・・・・・・。
スポンサーサイト

大手町 

 小雨の降りしきる一昨日の7時半頃、晴海にある客と打ち合わせが終わり、事務所へ戻ろうとテクテク駅に向かって歩いていると、晴海通りを走る銀座行き路線バスを発見した。このバスに乗り築地で降りて日比谷線にアクセスすれば、地下鉄で遠回りになる帰り方をしなくて済むと思いすぐ乗った。雨なので♪ギュウギュウ詰めのバスの中であった。都会の人は詰め方が甘いというか、バスの奥はガラガラ。なのに「満車なので次のバスをお待ち下さい」と、運転手のアナウンス。千葉に住んでいた時代、京成バスは死ぬほど乗せていたのに。ま、皆この時間帯は、帰宅が目的なので、出社時間に遅刻しないよう死に物狂いでないことは確かなのではあるが・・・・・・。

 冬ということを忘れるくらい暖かく、なんとも心地よい陽気の昨日、仕事上、普段は縁が無く行くこともない、車で通り過ぎるだけの大手町に出かけた。半蔵門線を使った。半蔵門線の大手町駅を降りるのもはじめてで、地上からはかなり深い場所に駅はある。大手町と言ったらオフィス街。大手有名どころの会社ばかりだ。すれ違う人すべて、きっと偏差値が高い大学を卒業し、優秀な人達なんだろうとなぁと思い、慌てて身なりを整え背筋を伸ばした。背伸びしたってしょうがないのに・・・。地下の通路にある広告ボードもハイソな香りが漂う。そんな私にとって場違いな場所を歩いていたら、変わった広告に出会い驚き一瞬立ち止まった。

 上野の森美術館で現在開催されている「レオナール・フジタ展」の広告であった。この「レオナール」の「レ」が背景の黒に重なり見えなかったのだ。そんな公序良俗に反するお下品な広告がこの大手町にあってはならないと、上品を装う私は怒りを覚えた。その広告に近づきながら通り過ぎようやく「レ」を認識して安心したのだった。来年の一月後半まで開催されるようだが、このボードの制作者はもう少し文字位置のレイアウトを考えるべきではなかったかと思った次第だ。フェルメールも行きたかったが14日で終了してしまった。こんな私が美術展なんてと思われるだろうが、人は自分に無いものを求める。色彩と品格だ。これが私には欠如している。

知らなかった「おく駅」 

 最近、不景気の割には来年の仕事の仕込みで忙しい。見積もりもサンプル提出も「今日の明日」という仕事ばかり。当然、この世知辛い時期に仕事を選ぶことは出来ない。来るものは拒まず、見積もりは出しまくりで、分母を大きくして受注件数を上げねばと躍起だ。希望納期に合わせるべく、日本国内での在庫や加工も駆使し、外で走り回っているので、約一ヶ月もの間、ブログ更新を怠っていた。

 先週、今週と校正確認の為、電車で埼玉県の大宮駅で降り、タクシーに乗り換えて印刷工場に行く機会があった。両日とも晴天で、大宮駅まで最も早い高崎線で往復した。電車内はなんとものどかで旅行気分にさせられる。昨日、大宮から東京に戻る電車の中で、少しの間、居眠りをした。目覚めると電車は、駅の横にビルが全く無く空き地が広がっているような駅に到着していた。

 車窓に広がる空き地の遠い先には小高い丘がある。寝起きで一瞬錯覚した。「間違えて横須賀線に乗り横須賀近郊まで来てしまったのか」と。数秒立って、高崎線の上野行きに乗っており、間違いのないことだけは確信した。駅名が入った看板を見ると「おく」と書いてある。東京に「おく」という駅があること自体、知らなかった。上野駅の一個手前の駅であるにもかかわらず・・・・・・。

 その後、校正提出の約束時間に間に合わせようと、急ぎ上野駅から銀座線に乗り換え客の会社へと向かった。夜、自宅に帰り、その不思議な駅名を思い出し、そんな名前の駅が実際に存在するものなのかどうかと、Wikipediaで調べた。(以下Wikipediaより引用) 駅名の「尾久駅」は「おくえき」と読むが、地名である「尾久」(東尾久・西尾久)は「おぐ」である。この名称の由来に関しては諸説あるが、荒川区の広報によれば、「当時の国鉄が、駅名をつける際に『おぐ』はなまりだと思って『おく』にしてしまった」のだという。なんと、「おぐ駅」と私の中で読んでいた駅の正式名称は「おく駅」であったのだ。知らなかった。この世に生を受け四十数年、誰ともこの駅の話をしたことが無かったということだ。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。