スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

時既に遅し 

 「入稿です~」って客が言ったので、「伺いましょうか?」と営業ライクに言ってみた私。「データを送信しますからわざわざ・・・・・・」と、月末なのできっと心温まるお言葉がいただけることを期待していたのだが・・・・・・。客は笑いながら「心を入れ替えたのですね!」。そんないつも横柄なのかなあ?と、少し反省しながら地下鉄ではなく自転車で客に向うこととした。29日、朝6時くらいは心地いい北東の風が吹いていたが、午後からは暑く湿った西風。午前中、電話で他の客とスッタモンダの大騒ぎがあった。だから、気分転換に外へ出たかった。

 受注後、客の要請で特殊なパーツに変更する必要があり、それを現金で仕入れた。その後、二回の金型修正があり、その確認には都合2ヶ月間要した。再提出した見積書には、即金とまで無理は言わないまでも、今月末にはその分だけ支払ってほしいと、商人としてはあたりまえのことを明記した。6ヶ月前、発注があった際に仕入れたが客の都合で使わなくなったパーツと、それに代わる新規のパーツ。どっちも現金は先に支払済み。すべてが整い後は計画とおり生産に入るだけといった時点で、突然、条件変更したのは客のほうであった。

 まず私が客の条件を受け入れ、客の担当者は私の条件を受け入れた。にもかかわらず、月末支払いの確認電話をすると、経理担当は聞いていないと言った。ここまでの話は頻繁にある。が、更にその上司からも横柄な電話があった。会った事などは一度もない野郎だが、金を無心するオタクの会社は大丈夫なのか?と。これにはさっすがにキレた。あまりにも失礼な奴だったので、私の仕入れ条件を呑んだ担当者へ12月から5月までの経緯を聞いてくれと、稟議書はないのか?と、二度も同じ説明はしたくないと、強く言った。「だったら、今から出向いて説明しようか?」とも。

 このような輩には「電話だからって調子乗ってんじゃネエヨ、テメエ~殴ってやるぞ!」くらいの勢いで対応しなければならない。「アンタの時間の都合を電話してよ」と言い一旦電話を切る。この時点で敬語やら丁寧語などは一切忘れていた。久々に野生の私に戻った。担当者とやり取りをしたメールをすべて出力し、日時時間を明記した簡単な報告書をすぐに作った。あの横柄なヤロウのツラは一回見ておかないと気が済まない。その後すぐに直接の担当者から電話があった。「上は了承しました。すいません」と。「逃げてんじゃネエヨ!」。

 前職の社長はそりゃあもうスゴかった。理不尽且つ高圧的な客に対しては「アンタネェ、ウチはオタクに買ってもらってるんじゃないんですよ!売ってあげてるんですよ!そこんとこ勘違いしないで下さいよ!」と豹変し言い切る。仕入れも、その在庫が無くなるのを危惧し焦って仕入れると必ず怒られる。あくまでスケジュールに基づき、決して締め前に焦って発注するな、客からの入金は先で支払いは必ずその後になるよう常に考えないさいと、いつも言っていた。先方からの条件変更があった場合、黙ってそれを呑むな!条件変更は単価引き上げのチャンスだ!とも。

 とても怖かったけどカッチョよかったなぁ~、H社長。私にとって、生涯この人以外尊敬できる上司はいない。独立した今にいたっても、これら教えていただいたことは本当に生きている。「テメエら!自分の懐が痛くならないから簡単に値引きに応じるんだ、客からの条件変更もコストが伴うのに言いなりになるんだ、上品ぶってんじゃネエ、ケンカ売って来い」とはH社長。「プレゼンまでは評価するが、こんな注文断わって来い!」。社長!そんなこといいながら、売上予算行かなかった場合、「あんたから会社にボーナスが欲しいくらいですよ」と言うじゃないですか~。

 H社長に散々ぱらお教えいただいたのに、瞬時に相手を説き伏せる名言を吐くことが出来ない情けない私だ。「オ、オ、オマエなんかオカラにゲロだ!」なんぞ、役に立つはずもない。また社長は客であっても仕入先であっても「相手の瞬間のウソを見逃すな!すぐそこへ切り込め」とも。生産は論理だから、前段階での嘘は、後々、他の小さな問題も巻き込み雪だるま式に大きくなり収拾が付かなくなるということだ。H社長の弟子の私としては、あの時こう言えてれば80点位だったであろう。「じゃあ、オレにオタクの会社の稟議書を書けってこと?」。ああ~、言っておきたかったなあ~この言葉。時既に遅し。
スポンサーサイト

発明した言葉? 

 自慢じゃあないが、私が発明した諺は2つある。だが残念なことに、会話の中でこれらをタイミングよく織り交ぜ使えたことは一度もない。私がお気に入りなのは、「豆腐屋がオカラにゲロを吐く」だ。いつかはきっと広辞苑に載る日が来る、と思い続けている。このフレーズをグーグルで検索すると、そのトップにはなんと私のブログが出てくる。これは自慢だ。この諺を解説すると「オカラもゲロも見た目は同じなので、酒好きオヤジが経営する豆腐屋さんでオカラを買うときは特に注意しなさい」転じて「これをやられちゃあ、たまらない」ほどの意味だ。使い方の特殊な例として、「あの双子の姉妹は、まるで豆腐屋がオカラにゲロを吐いたように瓜二つだね!」などと使っても構わない。

 あまりにも世間に広まりすぎた場合、出典が私(←なんかカッコよくない?)であると簡単に分かるので、全国豆腐協会から直接クレームが来る可能性がある。豆腐協会に雇われた刺客に、私までもがこの諺と共にこの世から抹殺されるような危険も伴う。そう、「クリエイティブの現場は日々殴り合い」なのだ。訴訟を起こされる可能性もある。その時の私の抗弁はコレダッ!、「じゃあ、味噌糞一緒はどうなんだ!」と。すると裁判官、「味噌糞には主体的な人の関与が感じられない」と。味噌協会は、「味噌糞」が広辞苑では俗語に分類され、決して諺として「味噌糞一緒」などが存在しないことを知っているのである。ゆえに大らかなのだ。

 訴えられた場合、和解に持ち込むしかない。じゃあ、豆腐屋という主語を無くし「オカラにゲロ」ではどうか?と落とし所をすり合わせてみる。すると豆腐協会も「味噌糞」に近いものになるので和解に応ぜざるを得ない。「味噌屋が味噌に糞をする」といったニュアンスは完全に消し去られる。このように論理(←どこが?)立てて考えると、言葉自体にとても重みが増すなあ。この短くなったフレーズ「オカラにゲロ」。とってもキャッチーじゃない?・・・んが、まてよ・・・。あえてこんな言葉を使わずとも、「味噌糞」でいいじゃん!となっちゃうんじゃ~ないの?ああ~、なんて無駄な時間を費やしてしまったのだろうか、今日も。

 あっ、そうそう。もう一個発明した諺は、これまた下品にも「カレー糞一緒」だ。日本に「味噌糞」があるのなら、きっとインドでは「カレー糞一緒」という諺があるに違いないと、ある日このブログで仮説を立てた。俗語か諺か?ま、どっちでもいいや。諺っていうのは、古くから世間で言い慣わされた言葉なんだってさ。本当にインドにあったら怖いなあ~「カレー糞」。インド人のお友達いないし、カレー屋さんのインド人に聞くわけにもいかないし・・・・・・。九段のインド大使館からクレーム付いたらマズイか。パール判事には散々お世話になったにもかかわらず、この恩知らずめが!今日も書いちゃったなあ~、目くそ、耳くそ、鼻くそみたいなお話を。

画一的なセルフ・スタンド ガムで画一&眠気を打破 

 先日、門仲行きつけの焼き鳥屋さんで、とっても気さくな石油元売関連会社の常務さんで常連客でもあるOさんと飲んでいた時のことだ。私から「セルフのスタンドが増えましたねえ」と切り出した。「どの元売りも、セルフの蔓延で販売形態が画一的である」と、大先輩に対し、消費者を代表して酔った勢いで生意気にも絡んでしまった。私の行きつけのSSの店長はセルフになりとっても太った。セルフ以前は、給油や清算、手洗い洗車と会話する余裕も無いほど忙しく、店長もスタッフも汗だくピリピリしていた。今ではセルフ用洗車機も入れ、とても余裕のヨッちゃんだ。

 「やっぱ、他社との差別化が必要なんだよネエ~」。セルフが増え、かつてのGS(ガソリンスタンド)に逆行した観は拭えない。SS(サービスステーション)に戻さねばと。「なかなか気がきいてるなあ~」と客に思わせる「何か」が、今こそ必要なのだと。じゃあ一体、客がセルフで給油し精算して車に乗るまでの短い時間、狭いスペースで、どんな差別化が図れるのか?私は考えた。そして釣銭の精算機に着目した。私が販売の立場なら、釣銭を見す見すそのまま持って帰らせることはさせない。じゃあ、どうするか?「精算機にガムの販売機を付けちゃえばいい!」。

 「そりゃいいね!」と笑いながらOさん。さらにOさん隣の、某家電大手のNさんが「ウチの隣の部署が自販機の担当です」と。そして更に隣には某大手菓子メーカーに勤める客、がいれば言うことなしだが、それはなかった。全国のSS店舗数を聞くと13,000店。一同ぶっ飛んだ。一日、1店舗で一人の客が買うと仮定しても13,000個が売れる。一店舗における一日の来客者数を仮に200台とした場合、少なく見積もっても5%の人は買うのではないだろうか。10個とは少ない気もする。100円×10個×13,000店舗=¥13,000,000-也。一ヶ月約4億円、年間約50億円だ。

 ドライブには必需品のガム。ドライバーが買う確率は最も高い。眠気覚まし等、業態に関連付けしやすい。腐ることもなく小さいのでスペースもとらない。食品であるがとても扱いやすい。また、ガムの粗利はきっと高い。ガソリンの比ではないであろう。ゆえに販売機の元などはすぐ取れる。これはE社独自で特許を取得しアイディアを囲い込むのが得策であろう。他社はマネが出来ない。ゆえに他社との完全なる差別化になる。と、長々とOさんとの飲み話をまとめてみました。是非、御社でこのプロジェクトを実現させて下さい。

銀座「ジャポネ」 

 銀座の博品館で素材サンプルを購入しようと、開店時間をネットで調べた。サイト内、もっとも目立つ右下に営業時間AM10:00~とある。開店五分前には到着し、入り口の張り紙を見ると、開店は11時からとなっていた。「間違えてんじゃネエヨ!」と怒りつつ、一時間も待てない私は地下鉄で事務所へ戻った。再確認すると、1Fのチケットセンターの開店時間であり、博品館自体の開店時間に間違いはなかった。が、サイトのレイアウトが悪い!といっておこう。予定の博品館行きを午後に振り替え、午前中の業務をそつ無く丁寧且つ迅速にこなす私なのであった。

 そこへ偶然、銀座のとある客から電話があった。午後、銀座に行くことを告げると、先方一時半の打ち合わせで折り合いが付いた。博品館だけでは全素材が揃いそうにないと感じた私は、昼ジャストにチャリンコで銀座へ向かい、博品館を含め三軒を巡りサンプルを集めた。その後、約束のある客へ向かった。オリエンは15分程度で終わった。帰ろうとすると「昼飯は?」と聞かれた。三時半には予定があるが、時間は十分にある。客といっても小中高の先輩。中学時代は野球部の先輩。実家は1ブロック隣。大学時代はジャズ研でベースを弾いておりバンド繋がりも多少ある。

 先輩曰く「君の顔を見ると、どうもニューキャッスルや天津飯店、ジャポネ、ベトナム麺を思い出しちゃうんだよな~」と。なんとも失礼な先輩である。20年も前の話を持ち出すとは・・・・・・。前職では、ここ銀座一丁目と二丁目にかけて、ほぼ隣り合わせの広告会社3社を担当しており、これらの店へはよく行った。営業担当としては最も営業効率がよく、朝から晩までこのエリアに出没し続けていた。当時、最も歴史が長い広告会社は「おかげさまで110周年」と打ち上げた数年後倒産した。そこにも二人ほど先輩がいた。ジャポネはずいぶん後だが、ニューキャッスルのカレーはよく食った。

 客であるが先輩なので食事も飲みもワリカンであった。とても気が楽な客だ。「じゃあ先輩!久々ジャポネでも行きましょうか?」と言ってみた。「胃がもたれるけど行くか!」とのこと。スパゲッティー&カレーの「ジャポネ」。銀座INZ3の一階にある店だ。銀座INZ2のHMVを出て東京駅方面へ歩道を渡ったマクドナルドの裏手だ。通路にむき出しの14席ほどのカウンター席のみ。2時頃であったが10人待ち。いつ来ても強烈な行列だ。隣のマクドナルドの客がとても上品に見えてしまうガード下の店といった佇まい。だが、銀座らしくない庶民的なところがなんとも落ち着ける。

 ゲッティーの「アルデンテ」という用語もバブルと共に日本国民全員に行き渡ったはずなのだが、ここジャポネのゲッティーは「ナイデンテ」。歯応えが皆無だ。硬茹での麺をフライパンで適度に乳化させるという意識は微塵もない。「やきそば」のように炒めちゃうんだよな~これが。ま、「スパゲッティー焼きそば」だ。またはスナックで真夜中に食べた焼きうどん。九州福岡の人のように麺にコシを求めない人には超ど真ん中かも。なぜがとても懐かしく、DNAに確実に刻まれているような味。初めて食べる人も韓国観光公社のコピーではないが「初めてだけど懐かしい」。

 だから私自身もたまに食いたくなる。が、毎回、胃がもたれる。が、また行ってしまう。この悪循環を断ち切ることは生涯できないのか。銀座で仕事中に腹が減った場合、男が一人で気楽に入れる飯屋は少ない。午後3~4時位に客とのくどい打ち合わせが終わり、仕事の全責任をこすり付けられた後、一時的だが開放された気分になり腹が減る。隣の他社との打ち合わせが一時間後にある場合、ニューキャッスルか隣の天津飯店で飯を食うとちょうどいい。この2件に私がいるだろうと客が探しに来たこともあった。今回、私が注文したのは「ジャリコの大盛り700円」。先輩は「インディアンの並500円」だ。「互いに食うものも進歩してねえなあ~」ということで、互いの職場へ散った二人であった。

不景気を乗り切る為の三種の神器 「ラーメン・自転車・銭湯」 

 ラーメンはまさに小宇宙。語り出したらキリがない。一つのドンブリの中ですべてが完結する。基本は麺とスープ。これをベースにその他の具材は何でもアリ。中国発祥ではあるが、日本においてのみ日々進化し続けている食べ物であろう。かつては、新規の客が出来る度に、客の近所にある旨いラーメン屋を紹介してもらい、その客に対し更に営業をかけようとするモチベーションにもなった。その後、ネットで検索できるとても便利な時代に突入することになる。

 私が最も重宝しているのは「ラーメンデータベース」というユーザー参加型のポータルサイトである。特にここのラーメンマップは秀逸だ。今日行こうとする客がある場合、このマップを見て、客の近所にあるラーメン屋を探すことが出来る。更には、そのエリアでの人気順位やユーザーの写真付き投稿などがあり、ラーメン情報の宝庫である。仕事だけに限らず、ドライブや旅行、ポタリングの際にも重宝する。知らない地で、まずい飯屋に入らずに済むのである。

 特にこれからの時期、湿気で精神がやられそうになる。食欲減退は大敵だ。脳に栄養を与えなければ生きる意欲も減退する。邪念の如く襲い来る空腹感は、知らぬ間に人を苛立たせ他の悩みも合わせて増幅させる。だが、空腹感は人間の三大欲の一つ、食欲という生命に必要不可欠なものから発せられる危険信号なのである。たった一杯のドンブリでこれさえ満たせば、その他の悩み等は存外くっきりと浮き上がり、その対処方法も論理的に解明できたりするものだ。

 と、ラーメンが生死にかかわる大袈裟なものになってしまった。趣味としての男の料理も、最終的には食欲を満たすことになるので、精神衛生上とても健全な趣味といえる。暇ならラーメン屋へ行こうと考え食べに行くことも同じだ。そこで、この「ラーメンマップ」と合わせて使えるのが「マップファンウエブ」というサイトだ。ここの「ルート検索」がこれまた秀逸。出発地である自宅の住所を打ち込み、目的地の住所を入れるとルートを自動検索してくれる。

 自動車だけでなく自転車で行くルートもきっちり検索してくれる。「カーナビなんか要らねえなあ~」と思えるのはこのサイトがあるからだ。そしてもう一丁、便利なサイトは「東京銭湯マップ」だ。仕事がとても忙しかった日などは、銭湯へまっしぐら。大きい風呂にゆったりと浸かるだけで身体の疲れはすっ飛ぶ。疲れで思考回路が停止状態にあっても、デカイ風呂に浸かると思考が復活するのである。食欲を満たす行為に近い。やる気がとてもみなぎるのである。

 これら便利なサイトをミックスし使いこなせる最良の趣味は何といっても自転車だ。自転車にはデジカメが必需品だ。季節の景色や花、古い建物など、目に入る興味の対象すべてを主観で切り取ることができるある種自己満足の芸術でもある。サイクリングやポタリングで出かける目的地を「マップファンウエブ」のルート検索を使い設定する。出かける距離と時間を考え、「ラーメンマップ」で昼食はどのラーメン店で食すか何店かの候補を挙げる。「東京銭湯マップ」でその日の締めに立ち寄る銭湯を選ぶ。

 これらの情報をメモすることなく、頭に入れて出かける。地図も極力持たないほうがいい。目的地がきっちりと設定されている場合、たいした情報量ではないが、自分の能力以上に頭に入ることが分かる。ひとつのストーリーの中のエピソードとしてきっちりと記憶しているのであろう。ハプニングも続出する。ラーメン屋に行列が出来ており、時間帯をずらす必要が生じたり、他のラーメン屋に変更したりと。これが意外と楽しんだよなあ~。まあ皆さん、金をかけることなく面白おかしく不景気を乗り切りましょうね!

静岡「川根茶」 

 先月、例年のように静岡の取引先から確認サンプルと共に新茶が送られてきた。飲んだ感想は「とても甘い~」だ。私のお公家なお口にピッタシカンカンのお味だ。といいながらも、茶に関する知識は皆無。きっと、今年の3月4月と天候が良かったせいなのであろう。そんなこんなで先日の土曜日、こんな旨いのなら生産地へ行こうと思い立ち、大井川鉄道のSLで有名な静岡県川根本町の千頭まで「川根茶」を買いに行った。行きは約280kmの道のりである。

 昨年、大井川鉄道のSLに初めて乗り、その終点千頭駅に降り立った。SLは乗るもんじゃなく外から見るもんだ!との結論に達した私だ。その際、駅を降り道を挟んだ右角にある「川根物産」に立ち寄った。高価なお茶はきっと旨いのであろうが、大容量400gで1,050円の「川根茶」が店頭にあり、お得感に惹かれおみやげも兼ね3個買った。早速家で飲んだ。そんじょそこらのスーパーで買うお茶の比ではない。安いのにとても旨い。結局、おみやげにすることはなかった。

 以来、「川根茶」は当家のハウスティーになった。その在庫が先月切れたと家内からショッキングな報告も受けていた。前日は午前様。朝一に出発できるはずもない。晴れていたので午前中は東名高速の渋滞もある。なら、「午後からドライブ」を選択し12時ジャストに出発。富士川SAで今が旬(10月~6月)の駿河湾産桜海老の天ぷらを食べる楽しみもある。海老名あたりでの渋滞はあったが、昼食を含め台場インターから約220km地点の相良牧之原まで三時間半であった。

 高速を降り新バイパスで北上、静岡新空港(島田空港)から大井川鉄道始発の金谷駅横を通り抜け、千頭到着は午後四時半。観光の時期ではないと考えられるので店が閉まっているという不安もある。到着した千頭駅周辺は人陰も少なく静まり返り、小さな田舎の駅という佇まいだ。店は開いていた。今回は5パック買った。新茶も買おうと家内に提言したが割高ゆえ拒否られた。滞在時間約15分。帰りの道は千頭から静岡方面へ抜ける近道を選び、往路より50km程近い220km。

 さしたる渋滞もなく、自宅到着は8時半。約3時間半であった。東名高速料金は\1,750-×2=\3,500-。首都高が\630-×2=\1,260-。高速料金合計で\4,760-だ。走行距離合計は500km。燃費をリッター12kmとして、約42リッター。42リッター×129円=\5,418-。高速とガソリン代合計が、約\10,200-。お茶合計が\5,250-。総合計\15,450-。これを5パックで割ると、一パック\3,090-也。嗚呼~、何という計算をしてしまったのだ。ま、いいか。行動こそプライス・レスなのだから。

 「やっぱ、美味しいなあ~川根茶は」。今度はFAXで注文しよ~っと。

「日本の標準語は千葉にある」 

 先日の夜、仕事を終え事務所を出たら外はとても寒かった。で、今日はおでん屋でポン酒だな!と思い立ったが吉日、早速直行。11時頃にもかかわらず、カウンターはボボブラジルならぬ、ホボ満席。空いている席へ座ろうと周りを見渡すと、ご同業で先輩のF氏が鎮座されていた。F氏のお仲間であろうお二人も同席していた。飲みながらバカっ話に夢中になり、気付けば時間はテッペンを回っていた。にもかかわらず、話は更なるテッペンへ。帰国子女の話から、実在する帰国痴女の話等など。

 話の流れは次第に「東京は田舎だ」となり、世田谷全体の悪口、成城・祖師谷・烏山の悪口へと細分化され発展していく。そのエリアでタクシーに乗った場合、狭い路地、一方通行だらけ、狭い坂道を下りたら田んぼにぶち当たった、成城の奥地へ入ったらカーナビの電波が途切れた等、果たしてこれが首都東京の、その高級住宅街の有様なのか?と疑いたくなるくらいド田舎だと。一度入り込んだら二度と出てくることが出来ない「東京の富士の樹海」である。と、貧乏人一同、満場一致でその結論に達した。

 そのような複雑怪奇なエリアなので、地元の住人がタクシーに乗った場合、タクシー運転者は客に頻繁に道を聞くとのこと。その際、運転手さんが話す言葉で気になるのは、「この道をまっつぐですか?」と聞かれる事と一人が言った。「まっつぐ」 そう、「真っ直ぐ」のことだ。江戸っ子は「さ行」を明瞭に発音できないし、「ひ」と「し」の区別もつかない。このエリアに限らず、江戸っ子の運転者さんならば全般に言えることだ。私もタクシーでこの言葉をよく耳にする。

 私の家内のお母さんも根っからの江戸っ子だ。「朝日新聞」を「あさしひんぶん」と真剣に言っているのを聞き、呆れたことがある。「し」と「ひ」を入れ替えなくってもいいでしょうと言ってみたが、本人はキョトンとしていた。これらを元に、薄っぺらい仮説が酔いも手伝い徐々に固まってきた。そんな矢先、某大手広告代理店HからメーカーSへ華麗なる転職をした「まっつぐ」の言い出しっぺの方が、午前一時過ぎであるにもかかわらず、「日本の標準語は東京ではなく千葉にある」と突然言い放った。

 これには埼玉生まれ千葉育ちのハーフである私もブッ飛び喜んだ。かつて家内に頻繁にヘンな言葉であるとナジられ、千葉では当たり前に話す千葉弁の「押っぺす」。「台車を押す」とか「背中の痛い部分を押す」と言う場合、「押っぺす」と言う。彼曰く「仕事で日本中を回ったが、日常会話は千葉県人の日本語がもっとも安定していた」とのこと。さらに畳み込むように彼は言った。「千葉県人は、まっつぐなんて決して言わない、押っぺすのほうがまだマシだ」と。会計を済ませ席を立ち上がり話を聞いていた人が再度座り直した。

 一同納得、私はもっと納得。酒がとっても進む。出身地を誉められて嫌なはずは無い。埼玉は生まれただけ、千葉は約20年間、現在の東京は約30年弱になろうとしている。東京に住み友人や会社の同僚に「押っぺす」は何語なんだ!と詰問され、言葉の響きも汚いと罵られてきた。その後、多摩川の沿岸の等々力や川崎でも「押っぺす」を使うとの情報を聞く。この言葉はきっと漁師言葉であり、鎌倉武士の言葉が船によって南房総や東京湾沿岸に広がったものと考えるようになった。驚くことに広辞苑にもきっちり掲載されている。「おっぺす=押っ圧す(オシヘスの音便)おしつぶす」と。

 幼少期より東京エリアと同じテレビ全6チャンネルを見て育ち、話し言葉は間違いなく標準語であると思い込んでいた。東京で暮らすようになってから千葉弁が存在することを知り、友人にナジられ辱められてきた私だ。しかし、「日本の標準語は千葉にある」とは、大雑把ではあるが、なんとも心地よい。酔いが久々まわったのは言うまでもない。

「梅雨」 

 「梅雨」とくれば「対策」だ。梅雨時、住まいや生活の対策については、様々なノウハウやグッズが登場している。それでもやはり梅雨は気分を憂鬱にさせる。八代亜紀が唄う「雨の慕情」(阿久悠/作詞)の歌詞の気まぐれな男のように、雨が降った時だけ女の家に遊びに行き、その女の膝枕でタバコをふかすようなことは当然出来ない。また、童謡「あめふり」のように、子供か母親かどちらかの陰謀で、雨が降りそうなのにもかかわらず、登校時に傘を持っていかず・持たせなくして、あえて迎えに来させる・行くような無駄な時間や労力を家内に無理強いすることも当然出来ない。

 折り畳み傘は常備しているが、干したまま忘れることも多々ある。そんな時に限り、急に雨が降り出す。多少濡れてでも走りコンビニに直行して、ビーニール傘を買うハメになる。「雨に唄えば」と能天気に言われても、ストレスがそれを阻む。若かりし頃、高価なブランド傘を買い、雨を存分に楽しもうと攻めの時期もあったことにはあった。が、飲食店の管理が悪く、他の客にその大事な傘を盗まれて以来、そんな気は更々起こらなくなった。2~3年前にもデパートへ買いに行ったが、気に入ったデザインの傘は皆無であった。ここに商品開発の必要性を感じる感じるジョア~。

 「雨の慕情」の歌詞じゃあないが、「くもり空になったらいつでも逢いたい」と痛々しくも切なくも女に感じさせる程、否、身体に覚えさせる程、梅雨前線に颯爽とまたがり雨の日に必ず出現するこのスケコマシ野郎。コイツがとっても羨ましい。私の知る限り、コイツほど熟練した梅雨の乗り切り方ができる奴をかつて知らない。雨だけでなく、その弟子、曇り空をも味方に付けてしまった。女自身の葛藤、精神的な苦痛はあれども、身体がそれら天候に条件反射するまでに女を作り上げてしまったのだ。まるでアメダスを操る気象庁のようではないか。それとも神か?やっぱ違うか。

 ♪「にくい、恋しい、にくい、恋しい、巡り巡って、今は恋しい」やら、♪「きらい、逢いたい、きらい、逢いたい、くもり空ならいつも逢いたい」。これらは「雨の慕情」、一番・二番のBメロである。今日もいつものように一体何を書いているのだか自分でもさっぱり分からなくなってきた私だ。そんじゃあ、ついでに三番・四番のBメロを作詞しておこう!!♪「アア~ン、ダメダメ、ダメダス、アメダス、ダメダス、アメダス、巡り巡って今はダメダス~」。♪「止めて~、あっ、やっぱり止めないで~、止めて、ああやっぱり止めないで~、ソコはいつも梅雨」。皆もメロディー付けて唄ってみてね!

♪『雨の慕情』

「ダイヤ改正」ならぬ「ダイヤ無料配布」 

 JRや営団の「ダイヤ改正」はよく聞くが、「ダイヤ無料配布」とはこれまた初めて。一日、中央区銀座五丁目、フランス老舗ジュエリーブランド「モーブッサン」が五千円相当のダイヤを無料配布した。総額2500万円也とのことだが、原価はたぶん四分の一以下であろう。加工やパーツ代は別で、リングで五万、ペンダントで八万円とのこと。「ヒマなら勝手に並べば!」だ。今時、「金銀パールプレゼントじゃあるまいし」。貰った人は、御徒町で加工すればきっと安上がりだ。話題としては瞬間風速が吹いたようだが、名前が難しいので、きっとすぐに忘れ去られるのでは?

 「無料配布」で話題沸騰。宣伝費要らずのパブリシティーとしては大成功のようにも思える。私なんぞ一般庶民は、普段滅多に耳にすることの無いフランスの固有名詞。それこそ初めて聞く「モーブッサン」。「女の一生」を書いたフランスの作家「モーパッサン」と覚えればいいか。否、中国の密輸組織「毛物産」と覚えれば読みもそのまんま。「モー物産」とすれば、乳加工製品を取り扱う商社のようでバター臭さが漂う。今後、転売やネットオークションできっと盛り上がるのであろう。英国の素人歌手「スーザン・ボイル」さん。この名前も世間の話題についていく為、どうやら覚える必要がありそうだ。彼女の追っかけは「ボイラー」か。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。